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博士課程学生(特別研究アシスタント)募集

学振締切前の令和元年4月末で一旦締切りました(状況によっては11~12月頃にまた募集を再開するかもしれません)。

九大河村研では下記のテーマの「特別研究アシスタント」(以下SRA、期間など詳細下記)として研究に従事する令和2年4月(または元年10月)入学の博士課程学生を募集します。大学院への正式な出願に先立って、独自に書類と面接で選考を行います。

研究テーマ

以下の各テーマで0~1名を募集します。

A. 計算理論の新地平の開拓
計算理論(計算可能性と計算量の理論)で扱われるのは、グラフや文字列の処理や組合せ最適化といった離散数学分野に属する問題が典型的ですが、これに限らず他分野(代数・幾何・解析・数理論理・物理学)を含めたあらゆる数学的対象も、計算(情報処理)の視点から捉える価値があります(例えば解析学における計算理論は近年大きく発展しています)。また、情報処理の様態としても、入力から定まる一つの正解を出力するという最も基本的な形の問題の難しさだけでなく、多くのデータから学習することの困難さや、簡潔に書き表す記述の複雑さなど、様々な尺度を考えることができ、それらの性質や相互の関係については解明すべき課題が数多く残されています。このように計算可能性・計算量に対する我々の理解を新たな方向に広げたり深めたりする研究計画を募集します。
B. 複数の行動主体の空間的・時間的な協調動作に関する研究
領域内を動きまわる複数の車やロボットが、協力して目標(訪問・輸送・連絡・配備・監視など)を達成しようとするとき、効率的な配車、経路、運行計画などを設計する必要があります。現実の状況に応じて、領域の形や、ロボットの能力、分散性の度合、敵対者・侵入者の性質など、いろいろな問題設定が考えられます。このような問題になるべく広く対応するような、主に理論的視点からの研究(アルゴリズムの性能保証、不可能性・限界の解明、計算量の分類など)を行います。

博士課程学生としての所属は九州大学システム情報科学府(ISEE)情報学専攻となります。上記テーマに沿った研究で成果を国際会議や論文誌に積極的に発表しながら学位取得を目指して頂きます。指導教員は河村となりますが、専攻・学内外の他研究者と共同研究をすることも大いに歓迎します。当研究室では近く教員一名の増員が計画されています。また九大は情報学基礎理論や応用数学の研究者が特に多く、この分野では充実した環境といえると思います(教員一覧:情報学専攻IMI研究所)。

支給額と期間

SRAには最大で初めの2年間まで月159600円を支給します。SRAとしての期間中は、副業なしで研究に専念して頂く必要があります(※)。

このように支給を約束できる期間が標準修了年限よりも短いため、本SRAに内定した場合は日本学術振興会(学振)の特別研究員DC1ないしDC2にも申請して頂くこととし、他の資金にも機会があれば応募を推奨します。上記テーマに合う研究計画とそれに必要な能力がこれまでの実績から示され、三年目までに特別研究員に採用される見込が大きいと判断した方のみ、本SRAに採用します。

学振と本学の規定(専念義務)により、特別研究員(や他の資金による研究員等)に採用された時点でSRAは打切りとなります(例えば、もし最初の申請で特別研究員DC1にいきなり採用され、4月に入学する場合、結局SRAとなる期間は無くなります)。もし特別研究員等に採用されないままSRAの期間が終った場合、より少額ですが本学府で行っている通常の博士課程学生への経済的支援などが利用できる可能性があります。

※額が減る代りに専念義務を緩めることもできます。そちらの方が良い方はご相談下さい。

応募方法

博士課程へは大学院の正式な募集要項(通常、入学月の4~5箇月前に出ます)に従って出願する必要がありますが、その前に本SRAとしての選考を行います。次の書類(いずれもPDFで添付)をkawamura@inf.kyushu-u.ac.jpへお送り下さい。

面接(スカイプ等)を行う場合は数日以内にご連絡します。内定をお出しした場合、正式には大学院入試の合格後に採用決定となります。大学院入試では面接に来て頂く必要がありますが、本SRA内定者にはその際に研究計画の打合せも行うこととし本学規定により旅費を支給します。

問合せ先

ご質問(研究テーマや条件についてなど)があれば気軽に河村(kawamura@inf.kyushu-u.ac.jp)へ連絡を下さい。